追記
- 2018/01/24 ver1.0.0 を公開しました。
- 2022/01/27 ver1.5.0 を公開しました。
- 2024/03/28 ver1.7.0 を公開しました。
はじめに
2018年に公開したパッケージを,自分で使いながら少しずつ改善してきました。 まとまった時間ができ次第,細々と更新していきたいと思います。
過去のものとはコマンド名や文法が変わっているので,そのままコンパイルが通らない場合があります。
このパッケージの作成者は素人なので、お手柔らかにお願いします(震)。
パッケージの説明
LaTeXで,数学の試験における解答欄を単純な記述で描きたいと考え作成したのがこのパッケージです 。 もちろん,細かい設定をしようとすると記述は長くなります。
具体例
たとえば,以下のような記述で解答欄がつくれます。
\begin{ansbox} \pbox{5} \pbox{3} \end{ansbox}
1行に何個の箱を置くかを指定できます。
\begin{ansbox} \pbox[4]{6} \end{ansbox}
大問番号を消すことができます(小問も消せます)。
\begin{ansbox*} \pbox{6} \pbox[3]{5} \end{ansbox*}
小問番号の形式を変えられます。
\begin{ansbox}[Schar=い] \pbox[6]{10} \pbox{4} \end{ansbox}
枠の太さを変えられます。
\begin{ansbox}[thickness=7] \pbox{6} \pbox[3]{5} \end{ansbox}
解答欄の中に書き込むことができます。
\begin{ansbox} \pbox{5} \ptxt{1}{c}{AAA} \ptxt{3}{r}{BBB} \ptxt{5}{l}{CCC} \end{ansbox}
記述は省略(マニュアルを見てください)しますが,図版の挿入もできます。
マークシートをつくることができます。
\begin{ansbox}[height=8mm,Schar=ア] \pbox[1]{5} \ptxt{1}{l}{\markeggs} \ptxt{2}{l}{\markeggs} \ptxt{3}{l}{\markeggs} \ptxt{4}{l}{\markeggs} \ptxt{5}{l}{\markeggs} \end{ansbox}
作成例
.styと説明書
以下に.styと説明書を置いておきます。 詳しい使い方や細かい設定はpdfに書いています。pdfを眺めれば使い方には困らないでしょう。
コメントアウトを外してください
ver1.7.0 では,エンジンに合わせて.styのコメントアウトを外してください。
- pLaTeX の場合
\RequirePackage[deluxe]{otf}
- upLaTeX の場合
\RequirePackage[uplatex,deluxe]{otf}
- LuaLaTeX の場合
\RequirePackage[deluxe]{luatexja-preset} \RequirePackage{luatexja-otf}